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飛鳥・藤原、世界遺産へ ユネスコ機関、登録勧告

奈良県明日香村の飛鳥宮跡
2026年06月06日 05時32分共同通信
国連教育科学文化機関(ユネスコ)の諮問機関が、古代中央集権国家の成り立ちを示す遺跡群「飛鳥・藤原の宮都」(奈良県)を世界文化遺産に登録するよう勧告した。文化庁が6日発表した。7月19~29日に韓国・釜山で開かれるユネスコ世界遺産委員会で正式に決まる見通し。登録されれば、国内の世界遺産は文化22、自然5の計27件となる。
飛鳥・藤原は6世紀末から8世紀初頭までの宮殿跡や仏教寺院跡、墳墓など計19の遺跡で構成する。主な遺跡は、大化の改新で「乙巳の変」の舞台となった飛鳥宮跡▽日本初の本格的都城・藤原京の中心だった藤原宮跡▽「飛鳥美人」の極彩色壁画が発見され「古代史ブーム」を巻き起こした高松塚古墳▽朱雀などの四神図や天文図が描かれたキトラ古墳▽蘇我馬子の墓との説がある石舞台古墳―など。
中国や朝鮮半島との緊密な交流を背景に、中央集権体制が誕生・成立した過程を二つの宮都の変遷から示す考古学的遺産で、後代にも文化的影響を与えたとされる。全てが国の特別史跡や史跡などに指定され、手厚く保護されている。
飛鳥、藤原の世界遺産登録へ前進という記事を読んで、日本史の授業を思い出した。
大化の改新645年 (ム・シ・ゴ・ロシ ) 。 そして、壬申の乱。
大化の改新、中大兄皇子と中臣鎌足らによる蘇我氏打倒のクーデタ( 乙巳の変 )( いっしのへん ) から始まった一連の政治改革。蘇我氏は当時の豪族で絶対的な権力者。公地公民制、戸籍・計帳制度、班田収授の法、租調庸制など、唐に倣った中央集権体制への基礎がつくられた。また645年を大化元年として中国にならって独自の年号(元号)を立て、独立した国家であることを鮮明に。

乙巳の変 江戸時代、住吉如慶・具慶の合作によって描かれたもの。左上は皇極女帝。
談山神社所蔵『多武峰縁起絵巻』(奈良県桜井市)
壬申の乱、672年(ヴ・ナン・ニ・ショウリ )に起きた古代史上最大の内乱。
天智天皇死後の皇位を巡り、天智天皇の同母弟・大海人皇子(おおあまのおうじ)と息子・大友皇子(おおとものおうじ)との間で争いがおこった。「官軍」は大友皇子、「賊軍」は大海人皇子。大海人皇子が勝利した。天武天皇となった。天皇権力が確立するのは、天武天皇とその皇后であった持統天皇の頃という。
飛鳥の宮は、6世紀末から794年まで。
そして、藤原宮は、天武天皇が計画し、皇后の持統天皇が完成させた。遷都は、694年。


皇室典範について
皇室典範(こうしつてんぱん)は、国会での議論となっている。
天皇の地位や皇族の身分、皇位継承のルールなど、皇室に関する重要事項を定めた日本の法律。単に「典範」とも。
現在の皇室典範は、日本国憲法に基づき1947年に制定された一般の法律。
福沢諭吉は「天は人の上に人を造らず、人の下に人を造らずといえり」と説いた。人は生まれながらにし平等であるという民主主義の思想を示した。
今の皇室典範の議論は、こうした点が省みられているのだろうか。
世界遺産について
近年のユネスコは、戦争、虐殺、奴隷制、植民地支配などの「負の記憶」や「敗者の歴史」を世界遺産として評価する動きが強まっている。
20世紀までの世界遺産は、王宮、城、神殿、宮殿、が中心だった。
しかし21世紀になると、虐殺の記憶、奴隷制度の記憶、植民地支配の記憶、先住民族の文化、宗教弾圧の歴史が重視されるようになった。

目的と背景
•ユネスコ(国連教育科学文化機関)が管理する国際制度である。
•「人類共通のかけがえない文化・自然の宝を国を超えて守る」ことを目的とする。
•1960年代、エジプトのアスワンダム建設によるナイル川沿い遺跡の水没危機が創設の契機となった。
制度の概要
•条約採択:1972年、ユネスコ総会にて「世界遺産条約」を採択。
•管理機関:ユネスコ世界遺産委員会(本部・パリ)。
•審査機関:イコモス(文化遺産)・IUCN(自然遺産)が調査・勧告を行う。
遺産の種類
文化遺産 遺跡・建造物・文化的景観 (例) 法隆寺、姫路城
自然遺産 自然景観・生態系・地形 (例) 屋久島、知床
複合遺産 文化と自然の両方を兼ねる (例) 白神山地(一部)
登録基準
•「顕著な普遍的価値(OUV)」を有することが条件である。
•評価基準は10項目(文化6つ+自然4つ)あり、少なくとも1つを満たす必要がある。
•飛鳥・藤原の評価基準:①価値観の交流(大陸・朝鮮半島との建築・土木交流)、②文明の証拠(古代宮都の形成過程)。
日本の世界遺産
•2025年時点で文化遺産21件・自然遺産5件、計26件が登録されている。
•飛鳥・藤原の宮都が正式登録されれば、文化遺産22件・計27件となる。
日本の世界遺産は次のファイルを参照してください。

世界遺産も次のファイルを参照してください。